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「ちょうど良い時期にエスペラントを始めましたね。あなたの住んでいる街で日本大会があるその年に」
初めてJEIに連絡をとった時、そんな言葉を聞かされた。そしてその後間もなく、金沢エスペラント会に顔を出す様になってからも、しばしばそう言われた。
正直言ってピンとこなかった。まだエスペラント事情が良く分からなかった私には、その事が自分にとってどんな意味を持つのか、判然としなかったからだ。
大会の日が迫り、会合を持つなど実際に準備する段階になっても、まだ他人事の様にしか感じなかった。今になって思えば、日中会社勤めをしているのを言い訳に、と言うより他の方々の頑張りにすっかり甘えて、あまり手を貸さずにいたために、実感するほどの手応えを得ることができなかっただけかもしれない。
それでも「国内のみならず、海外からも数多くのエスペランチストが大会に参加」と聞いて、それらの方々と接触できればとの期待は持つようになっていた。そんな中途半端な気持ちで臨んだ大会本番は、当たり前だが思い出すのも恥ずかしいことの連続だった。
初日に担当した受付では、他の係の方々の手をわずらわせてばかりいたし、2日目に分科会の世話係をしたときは、予備知識が不十分だったために、世話どころか足手まといもいいところだった。
それらの仕事をこなす上で、当然幾人かの参加者の方々との接触もあった。それにもかかわらず、自分の任務をこなすのに精一杯だった上、会話力を含めたエスペラントの知識が欠落していたために、親しく話し合うまでに至らなかった。
そんな訳で、私にとって大会の2日間とは、日頃の不勉強を身をもって知らされる機会にほかならなかった。しかしその反面、本当の意味で他の人々と知り合うためには、エスペラントもそうだが何らかの手段で、自分から働きかけることが必要だという事実を改めて知らされたように思う。
エスペラントを始めた以上、これを手段にして今年こそぜひ新しい出会いに繋げていきたいそうすることで、初めて大会に関わったことが「ちょうど良い」機会になるに違いないからだ。
とはいえ、自分の手できちんと手段として使いこなせるまで、まだだいぶ時間がかかりそうな気がするので、会の方々にとっては、大会前後の時同様いい迷惑かもしれないが引き続きご指導のほどをお願いしたい。