基本課題検討委員会

基本課題検討委員会は、自然科学、社会科学の各分野の研究者・技術者と、住民、企業の代表者により構成され、研究所で取り組む研究の基本方針の決定や、研究プロジェクトの立案、研究所で行われる研究全体の取りまとめを行っています。


課題(1) 河北潟及び周辺地域の環境の現状把握
a. 文献・情報の収集、整理
河北潟とその周辺地域の環境の現状を把握するために、関係する文献や未発表データの収集を進める。
b. 水質、土地利用状況、生物相の調査
既存の情報の収集のみでなく、研究所が独自に水質や生物相の調査を行い、河北潟及び周辺の環境の現状把握を行う。また、干拓地内の土地利用の現状を調査し、今後、干拓地有効利用のための基礎資料とする。

課題(2) 河北潟及び周辺地域の環境保全と地域振興の関する研究
○ 河北潟の豊かな自然の回復と維持、環境 保全と調和した地域振興のあり方、地域
文化に根差した発展の方構成に関する研究を行う。

各小委員会
基本課題検討委員会の下には、いくつかの小委員会があり、
それぞれのテーマに基づいた研究活動を行っています。

ナチュラルシステム委員会

(ナチュラルシステムを用いた水質浄化策の見当と実験の実施)

研究課題

(1) ナチュラルシステムを用いた水質浄化策の検討と実験の実施
(2) 河北潟及びその周辺の環境相の把握
(3) 詳細なシュミレーションの実施

生 物 委 員 会

(河北潟及び周辺の環境と生態気異の把握)

河北潟及び周辺の環境と生態系の把握
河北潟の野鳥の生息調査・ビオトープの研究
河北潟自然化公園計画

資料

河北潟干拓地水辺ビオトープ実験池
「河北潟の湖岸再生をめざして」−絶滅が危惧される水生植物の保全と新しい水辺空間の提案−

河北潟将来構想−多様な水辺の再生・農業と野生生物の共生−
「豊かな河北潟に・夢のある河北潟に」

河北潟歴史委員会

(宗教、干拓、水上運輸等の面から河北潟地方の歴史を明らかにする。)

河北潟は昭和38年干拓事業が始まる以前、湖面にオニバスが自生していたところから「蓮湖」あるいは「大清湖」と呼ばれ、文人墨客が舟遊びをしたという。水深が浅いため、戦後食糧不足を解消する目的で干拓が行われた。

15世紀加賀一向宗の門徒は湖岸に湖水を引き込んだ堀を周囲ににぐらし、内側に土塁を積み上げ、寺を中心にした要塞を作った。彼らは守護を滅ぼし、以後1世紀、日本史上ほかに例を見ない「百姓持ちたる国」を作り上げた。

19世紀初頭、豪商「銭屋五兵衛」が埋め立て事業を企て、夢やぶれて獄死する。19世紀中頃、河北潟から七尾湾へのルート、富山湾へのルート、内灘砂丘開削ルート等7件の気宇壮大な幻の運河計画、第二次大戦中の飛行場建設と戦後の干拓事業、これら先人の事業を宗教、干拓、水上運輸等との面で明らかにする。

オルタナティブテクノロジー委員会

(自然と人間が共生できる自律環境システムの追求)

自然と人間との関係、その中における技術(テクノロジー)のあり方を問い直す事によって、
グローバル(地球=ガイア的)な視点から、地域の中で自然と人間とが共生できる
自律環境システム(Self-organizing system としての)追求する。

環境と開発委員会

(環境と開発の共存の可能性を探求)

車から排出されたCO2で、充満するトンネル内の空気を正常化するために,
排気筒を山中に出して排煙する。これまで、当然の事として行われていた事が、
自然を疲弊させる原因になっている。そんなことに目をむけたい。
環境と開発の共生は可能だろうか?

環境倫理委員会

(地域住民の河北潟への関わり方、保護と利用の基本的姿勢の提言)

河北潟をケーススタディーとして地域文化に根差した環境倫理のあり方を研究し、応用倫理として地域住民の河北潟への関わり方、保護と利用の基本的な姿勢等に対して提言する。

産地直送委員会

(河北潟干拓地内の農業について考える)

河北潟は水田用の土地の確保を目的に干拓されましたが、現在は干拓地は畑地・はす田・酪農等の土地として利用されています。河北潟干拓地での農業の様子・そこから生み出される生産物などを紹介します。